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歩行者専用道路 (ほこうしゃせんようどうろ)

 歩行者の安全で快適な歩行を確保するために設けられた道路である。ただし、いろいろな法令に基づくものを包括してこう呼んでいる。「道路法」に基づく「歩行者専用道路」(同法第48条の7第3項)、「道路交通法」に基づく「歩行者用道路」(同法第9条)、「都市公園法」に基づく緑道などである。

 「都市計画法」では、都市施設の「道路」(同法第11条第1項第1号・種別は特殊街路)として定め、もっぱら歩行者の交通のために供するものをこう呼ぶ。
 都市計画決定されている歩行者専用道路の例は、上野駅前のペデストリアンデッキ、新宿歩行者専用道第1号線(ワンデーストリート)などである。

 〈小口〉

ホームドア (home door)

 乗客の転落事故などを防ぐため、鉄道駅のプラットホーム上に設置される、主に自動開閉式のドア。列車の扉に合わせ開閉を行なう。

 特別区部(23区)内を運行する鉄道各社各路線においても、ホームドアの設置が急速に進捗している。

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墓園 (ぼえん)

 「都市計画法第11条第1項第2号に基づく都市施設として定められる公園であり、「特殊公園」に分類される。公園的修景施設や休憩施設を設けて公園的に計画された墓地である。一般に「公園墓地「墓地公園」「霊園」などと呼ばれる。

 特別区(23区)部には、「青山(港区)」「雑司ヶ谷(豊島区)」「谷中(台東区)」「染井(豊島区)」の各霊園がある。

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放水路 (ほうすいろ)

 河川における洪水処理の一形態、洪水の全部または一部を海・湖などに放流するために川から分派させる形で新たに開削される水路である。主に地形条件を前提に、河川の拡幅が困難な場合に計画される。

 現在「荒川」と呼ばれる川は、荒川改修工事によって築造された放水路であり、かつて「荒川放水路」と呼ばれていた。

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防災都市づくり推進計画 (ぼうさいとしづくりすいしんけいかく)

 阪神・淡路大震災の教訓を踏まえて、地震に強い都市づくりのいっそうの推進を図るため策定された計画で、対象は23区8市である。基本計画は平成7(1995)年度策定、整備計画は平成8(1996)年度策定となっている。

 その後、首都直下地震の切迫性や東日本大震災の発生を踏まえ、取組を充実させる必要性から、平成28年3月、「防災都市づくり推進計画」が改定された。

 これに伴ない、防災生活道路の整備により不燃化・耐震化を加速し、道路整備と一体となって沿道の不燃化建替え等を促進し、不燃化・耐震化を加速することが図られている。

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