公開空地とは、ビルやマンションの敷地内にありながら、周辺住民や通行人など一般人も利用できる一種のオープンスペース。サンクガーデン(半地下の広場・庭園)、ピロティ、アトリウムなども含まれる。総合設計制度に基づいて基づいても受けられるようになった。
「総合設計制度は1971(昭和46)年に創設され、正式には「敷地内に広い空地を有する建築物の容積率等の特例」という名称である(建築基準法第59条の2)。つまり、公開空地を設ければ、この制度により容積率の割り増しや高さ制限の緩和などの恩典があるので、公開空地は設けられるようになったのである。
主な公開空地は、「歩道上空地」「貫通通路」及び「広場状空地」と区分される。
〈小口〉