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環境基準

 「環境基本法」(1993(平成5)年制定)に基づいて、人の健康を守り、生活環境を保全するために設けられた環境上の基準である。大気汚染、水質汚濁、土壌汚染及び騒音の4つについてそれぞれ基準が数値で定められている。

 それが意味するところは最低限度としてではなく、より積極的に維持されることが望ましい水準としてその確保を図っていこうとする行政的目標である。

 基準値は、人体影響等の疫学的データに基づいた科学的知見と行政上の実現可能性を考慮して定められる。

 〈小口〉