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東京の新しい都市づくりビジョン (とうきょうのあたらしいとしづくりびじょん)

 今後の都市づくりを展開する上での基本方針を明らかにしたものである。従来の「需要対応型都市づくり」から、目指すべき都市像を明確にして、その実現のために戦略的に取り組むといった「政策誘導型都市づくり」への転換が基軸である。平成13(2001)年10月に策定され、平成21(2009)年7月に改定された。目標時期は令和7(2025)年である。

 当初より、目指すべき都市像として、東京圏全体を視野に入れた「環状メガロポリス構造」の構築に向け、東京の骨格的な都市基盤や特色ある地域の将来像などを示していた。改定のポイントは次のようである。、

・「世界の範となる魅力とにぎわいを備えた環境先進都市東京の創造」の基本理念のもと、「環境、緑、景観」を一層重視し、更に一段高いレベルの政策誘導により、都市づくりを推進
・広域的な都市構造として、環状メガロポリス構造の構築を引き続き推進するとともに、身近な圏域では、駅などを中心に都市機能を一層集約し、高齢者を含め誰もが暮らしやすいコンパクトな市街地を形成する新たな都市像を提示
・これまでの成果と、今後、強化すべき取組を踏まえ、地域の将来像を提示し、これを実現するための施策を充実

   〈小口〉