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大都市のリノベーション (だいとしのりのべーしょん)

 平成10(1998)年3月に策定された新しい全国総合開発計画「21世紀の国土のグランドデザイン」に示された「タジク型国土構造」へ転換するための4つの戦略のうちの一つである。因みに、他の三つは「 多自然居住地域の創造」「地域連携軸の展開」「広域国際交流圏の形成」。

 東京を始め過密に伴う諸問題を抱える大都市において、豊かな生活空間を再生するとともに、経済活力の維持に積極的に貢献するため、大都市空間を修復し、更新し、有効に活用する施策とされた。大都市、とりわけ東京への投資は経済効果が絶大であるとされるため、この取り組みにより、厳しい経済環境を打開し、国全体の活性化をも図ることが期待されたのである。

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